大きな屋根の家で

二宮正行のブログ ~since 2009~ 愛媛で住宅をはじめとする建設業(二宮工務店)をやってます。日々の出来事を日記代わりに記録しています。

石碑

先日松山市内で、とある勉強会に参加してきました。

宇和島近辺でも最近よく開催されている「営業手法」に関するセミナーの類いは
ためになることも多い一方で、そのやり方に共感できないこともあり、
なかなか、日頃の業務に生かすことが出来ずにいます。


今回は、技術的な話「地盤について」のセミナーでした。



小難しい話に居眠りする聴講者が多い中、学生時代に地盤工学をかじり、
当時、着工間近の中部国際空港の埋立て工事を題材に学習を
してきた(はずの)私は、この半日のセミナーを、
何とか眠らずに聞き続けることが出来ました。


今回の震災を取り上げての講演で、話の要旨としては

○住宅の耐震化が進み、阪神大震災より「揺れ」による建物損傷は減っている。
○「津波」に対しては、避難以外に有効な手立ては少ない。
○「液状化」による建物被害が多く、住宅地の選択や対策工事が必要。

と言うものでした。


講演の中身は大変役立つもので、住宅を検討しているお客様たちに、
今後、良い提案やアドバイスができると思っています。


ただ、最も印象に残ったのは、被災地を自らの足で歩き調査を進めた講師が
スライドに映した一枚の写真。



大津浪記念碑

 高き住居(すまい)は児孫の和楽、
 想へ惨禍の大津浪、
 此処より下に 家を建てるな。

 明治二十九年にも、昭和八年にも
 津波は此処まで来て部落全滅し、
 生存者、僅かに 前に二人後ろに四人のみ
 幾歳経るとも要心あれ。



おおよそ水が来ることなどなさそうな、小高い山道にあるこの石碑。
教えを守って、この石碑より上に家を構えた人の多くは、
地震直後に自宅に戻り、助かったといいます。



地震に強い家を造るのは当然として、
災害に備えた心構えや、この悲劇を忘れずに語り継ぐことなど。
そんな話も、今後、していきたいと思います。




今回の講演でもらった「液状化チェックリスト」。

そのチェックリストで、ほぼ満点を取った残念な場所に、
今から帰ろうと思います・・・。


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